終末期・重症の利用者を担当することになったとき、何から確認すればいいかご存知ですか?
終末期・重症の利用者への訪問看護は、体制整備や記録、複数の加算が関わってくるため、初めて担当する際は確認事項が多くなります。
この記事では、確認しておきたい加算と、体制面でのチェックポイントを整理します。
※各加算の詳しい算定要件は、それぞれの関連記事で扱っています。この記事は、担当が決まった際に確認する項目の全体像を整理するものです。
まず確認したい:利用者の状態が該当する加算
終末期・重症の利用者を担当する際は、次の加算に該当するかどうかをまず確認します。
- 特別管理加算:真皮を越える褥瘡、人工呼吸器、在宅酸素療法、中心静脈栄養など、特別な管理を必要とする状態にあるか
- ターミナルケア加算:死亡日及び死亡日前14日以内に2回以上の訪問看護を予定しているか、ターミナルケアに係る支援体制について説明できる状態か
- 緊急時訪問看護加算:利用者・家族の求めに応じて、主治医の指示に基づき緊急に訪問看護を行う可能性がある状態か
- 24時間対応体制加算:事業所として24時間の対応体制を整えているか(利用者の同意が前提)
- 長時間訪問看護加算:長時間の訪問を要する状態か
- 複数名訪問看護加算:同時に複数名での訪問が必要な状態か
これらの加算の詳しい算定要件は、それぞれの関連記事をご覧ください。
体制面で確認したいポイント
ここから先は、告示・通知に明記された算定要件ではなく、終末期・重症の利用者を担当する際に、実務上一般的に確認しておきたい体制面のポイントの整理です。
- 24時間対応体制:緊急時に連絡が取れる体制、オンコール対応者の確保
- 主治医・多職種との連携体制:病状変化時の報告・相談ルート、カンファレンスの実施状況
- 急変時・看取り時の対応方針:利用者・家族の意向(蘇生を望むか等)の確認と記録
- 症状緩和の方針:疼痛コントロール等について、主治医の指示内容の確認
- 家族への支援体制:家族の介護負担、精神的な支援の必要性
- 多職種カンファレンスの実施:定期的な情報共有の場の確保
これらは一般的な実務知識であり、告示・通知に定められた算定要件そのものではありません。事業所ごとの手順書・マニュアルと合わせてご確認ください。
記録に残しておきたいこと
- 特別な管理を必要とする状態の内容と、実施したケア
- ターミナルケアに係る支援体制について、利用者・家族に説明した内容
- 症状の変化、疼痛コントロールの状況
- 利用者・家族の意向(急変時の対応方針を含む)
- 多職種との連携内容(カンファレンス、報告・相談の記録)
よくある質問
Q. 終末期の利用者を担当する場合、必ずターミナルケア加算を算定できますか?
A. 死亡日及び死亡日前14日以内に2回以上の訪問看護を実施し、支援体制について説明したうえでターミナルケアを行った場合に算定できます。詳しくは関連記事のターミナルケア加算の記事をご覧ください。
Q. 特別管理加算とターミナルケア加算は、同時に算定できますか?
A. 対象となる状態・要件がそれぞれ独立しているため、両方の要件を満たせば、同時に算定できる場合があります。個別の状況に応じて確認が必要です。
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最終確認日:2026年9月27日